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2025/12/20 犬猫漫談 人手不足 犬式部:オイ、最近ますます人手不足らしいぜ。ボスに聞いた話だが。 猫納言:アタリマエと思うョ 犬式部:何でや 猫納言:人口減って働き手の取りあいになってる。その一方で金融機関が貸出金 の返済猶予に応じているからゾンビになってる企業も死なずに動いてい る。そこでますます人手不足になる。 犬式部:足らないのは技能や技術がある人の不足が深刻らしい。何でや。 猫納言:技能や技術のある人になるには一定の修業期間が必要だが今は流れが速 すぎて訓練や修業をする期間の辛抱ができないことも原因違うの? 犬式部:事業している側はどうしたら良いのだ? 猫納言:どうもできん。人口減るなかで働くヒトが多くなるにはずいぶん時間が かかる。すぐ手を打てるものではない。近々、頑張って来られた団塊の 世代も第一線から退場されると人手不足は加速する。 犬式部:ゾンビの企業が消えて行って働き手の需給バランスが取れるまでこの状 況は続くとボスは仰っていた。 猫納言:それよりも人口が減る原因は給料が安いから結婚もできんからや。給料 ケチってこうなった。しかしヒトが寄ってくる企業もあるらしいぜ。質 は良くないらしい。 猫納言:ボスに聞いたがまともに日本語も話せん、常識もないのが多いらしいぜ。
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冬の時代を笑いで乗切るために—これからの経済・世相に備える—
泰彦の衝動と決心
これからも給与は増えても物価の値上がりで実質は目減りしてゆくことがハッキリしてきたうえ治安も急速に悪くなっている。TVニュースでは不可解な犯罪が多発してきた。うっかり道を歩いていても油断できない。通り魔や自動車のひき逃げを始め、警察官や教員の犯罪も多い。
「上辺はつくろっても所詮は敗戦国だな、敗戦のツケがいまころ現れてくるとは、、」泰彦は、この国の先行きに根本的な不安定さが目に付くようになってきた。
彼が海外出張した時に訪れた国々の空気と全く違う。油断も隙もないセコさが目立ってきた。目の前のソントクに抜け目なく、平気で噓をつき騙す一方、バレなければスマした顔で善人を装う。権威に弱い反面、目下には酷薄に踏みつける。これからはその程度が極限にまで行くと思うと、このまま働いてつましい暮らしをして預金だけ残してアバよ、という自分のライフストーリーを脱線させないと自分が自分でなくなると思うようになってきた。酒を飲まない泰彦は帰り道の居酒屋がいつも満員である理由が分かるようになってきた。
これでもかと割り込んでくるネット広告のように利益のためには土足で人の心に踏み込んでくるエゲツナサにも感覚がマヒしてしまいそうである。
今の会社は悪くない職場である。しかしそこに居ると時間の経過とともに自分がゾンビになってゆくのが分かってきた。
海外に行ってそこで生きてゆくことや、会社を辞めて挑戦したいとの思いを持つもう一人の自分との対話がこのところ続いている。
そして一番コワイことは何も挑戦する対象を見つけられず死んでゆくことである。今の毎日を過ごしていても何も始まらない、変わらない、だから行動を起こすための準備を始めた。
1,自分の預金を見直し今後給与がなくても何年生きてゆけるか。
2,円預金している資金を別の種類に投下して増やす道を考える。
3,商事会社での仕事の知識や経験を最大限生かせる道を探す。
どうせ時期が来たら死ぬのであるからこの際、思い切ったことをしたい、そこへ自分を投げ込みたいと思った。腹をくくると怖さが消えていた。
まずはアメリカとフランスに行き自分の手持ちの資金を運用することを試すために事業家セミナーに参加した。講師の説明の後、グループに分かれて話し合うバズセッションというものがあり、一定時間が経過すると話合った内容をグループ代表が会場の全体に報告する。質問もうける。次にグループがシャツフルされメンバーが変ってゆく。会社のメンバーだけで過ごしてきた泰彦にとってはこのセミナーは目を覚まさせるに十分なものであった。
そこで気がついたことは彼と同じ年齢や更に年下の人たちが、現状からだ脱出したいとの切実な思いを持っていることであった。
泰彦は新しい世界の入口にいる自分に気づいた。この一歩が何かに繋がること、繋げたいと思った。
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