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木村所長に聞く

第 54 号「近未来から現在を見る」

近未来から現在を見る

恐れ入りますがグラフィカルなブラウザでご覧下さい

   こんにちは。今日はどんな内容ですか。

木村: ハイ。今日は「近未来から現在を見る」ウチのシステムのことと「新円切り替え、円安、預金をどうするか」になります。それにしても、街歩いてても、電車に乗っても、人相の悪い人や険しい顔した人が多くなってます。こんなときこそ泰然として、横山大観の「無我」の絵のような顔をいつもしてたいですね。

   ああ、あの画ですか。私も高校の教科書で見ました。できればそうしたいですね。

木村:ところで、はじめの話題ですが、先日当所の或る会社が出された広報誌を読んでましたらその社長が書いておられました。「原因は未来にあり」と。本当のその通りですね。われわれは未来にああしたい、こうなろうと思いつつも案外漫然と日々を過ごしがちです。しかし未来から今をみると、そこへ行くために、することがいっぱいあることに気付きます。行く先を正視しないで、徒に過去のことを悔やんだり気にするのが人間でしょうが、この流れの速い現代では少しだけ視点を先に持ってきて、自分のしたいことの意味を良く考えてみることが大切のように思います。

 なぜそれがしたいことなのか、体の奥や心のひだからそれがじわーと出てきたはずです。人体は宇宙が具現化された縮図であるといわれています。瞑想などが良いのは、宇宙と一体になることに近づけ、自分の殻の外へ心が出て、本当に透明な世界に遊ぶことで潜在意識の中にある「行きたい意識」をはっきり知れる訳です。そんなことしなくても、四六時中一人で居たり、人さんとお話していたりしてるなかでピンとくることがよくあります。これがよそ(宇宙)からきた大事なメッセージだと思います。それを覚えておくのです。次々とピンピンとメッセージがきて覚え切れなくなって書き付けておくと、シナジー(相乗)効果でアウトラインが見えます。私などは「今日はええ考え出たー」と思って紙に書いてみると前に書いたものと同じだったことがあります。

 これはまったく進歩なく同じところをグルグル回りしてるだけでしょう。そんなときは、ともかく実行して考えのカルマから脱して次の境地に行かないと、心がそこに根ずいてしまうように思うのです。その意味からもDoingの「やることは簡単だ」のノリで実行することで、結果はどうであれ、心には淀みがなくなり「次の一手」が見えます。要は読書にたとえると同じページでウジウジしてたらアカンので、ページをめくらないかん。ゴルフなら(下手なのでゴルフを例えにする資格はお前にはない!と言われそうですが)さっさと次のホールに行って、そこをどう攻めるか頭をサッと切り替える。終わったホールのことは教訓だけ頭の収納庫に入れて早く忘れないかん、と思います。

   要するにやりながら修正していけばよいのですか。

木村: そう思います。

   なるほど。

木村: そこで本題ですが、経営をするかた達は一杯それらの材料をお持ちです。過去の決算を分析して教訓を引き出したら、直ちに次期の着地点を目指すことだと考えます。

   具体的にどうするのですか。

木村: 直前期との条件の変化を検討のあと、次期のGoalで計上する利益をほぼ固めてしまいます。と共にその損益計算に連動する資金繰りの予測と、どの月で資金が細くなるかをチェックします。ココが大切です。損益ではシラけていても資金となると関心をもってくれます。そこで最終損益に至るまでの間の設備投資、人員計画、期末直前の在庫計画をハッキリさせます。連動して税務面の特別償却・税額控除の適否を見て最後は「いくらの税金払うの?」の答えまで出します。またその申告内容ではいずれ税務当局と紛争になる可能性と対処法なども過去の同種の争いのケースからの予見を情報提供します。

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   行き先が明確で気になる税金もハッキリするのですね。

木村: そうです。そのラインで行けばその先の、自己資本比率、銀行からの格付は勿論、万が一の場合の相続税が掛かるか否かまで見ます。

   シミュレーターで飛行するようですね。パトリオットかな。

木村: そんな良いものに例えていただきありがとう。まあ、そうですかね。そしてその会社の弱点(経営者や経理事務員の知識不足)を補強するため特別のケアーをさせていただきます。コンピュータに弱い場合はその指導もします。量的・質的に余裕を持てるように人員をこの春に増やしたことが少しずつ効いてくるでしょう。

  素晴らしいですね。人間だけが目標を持つことができますからね。

木村: でもね、この値打ちが分かるところはまだ少ないと思いますョ。特に経営者が問題です。忙しすぎるのか、あまり勉強しません。社員はまじめに勉強して力つける人は伸びていきます。経営者が変化(成長)しないところは、成長したほうの従業員が辞めていきます。経営者が置き去りになりかねません。いい人材も居つきません。働く人は経営者を良く見てます。それに、、会計事務所もいつまでも過保護ではね。

  どういう意味ですか。

木村: 全く分り合えない、そのくせ我侭なひとは、ウチも内心では「大概にしてや」という気になり、付き合いをお断りする場合もあります。値打ち分かってもらえんとこ、どれだけ断れるか、がこちらにとっても次のテーマです。もっとも、その前に、ウチの担当者がイマイチとか、いろいろ先方と「懇談」して言い分も聞かしてもらってからですがね。

  よくお互いの考えを交換されることが大切と思いますが。

木村: おっしゃるとおりです。思い込みに支配されないようにしなければなりません。

   ところで、この流れの早い現代の経営では、何が問題なのでしょうか。

木村: 経営のサイズだと思います。その会社の適正規模というか、性格のようなものによって、同じように会社といっても中身の違いがはっきり出てくる時代に入ってきたと思うのです。

   といいますと?

木村: 家族で経営する会社と、なんでもオープンにして社員皆の意見を生かして乗り切っていく会社との2種類にハッキリ分かれていくように思います。中心に同族が支配し回りに、他人を配している体制で現在まで来ました。しかしこれからはこのタイプの会社は、自社の組織立てを良く考えないといい人材が定着せず困難に遭遇していく懸念を持っています。若い世代はいい時代に育ち教育や境遇も自我を十分に出す性格を身につけてますから、方向性や損益の分配に明瞭さがないと、長く勤めない傾向が出てきます。

   近未来から現在を見て手を打っていくお話はこのくらいにして、次の話題に行きましょう。

木村: わかりました。とにかく、われわれもヨソの会計事務所のしてることとどこが違うかを知っていただくとともに、結果を出さないといけません。

   そうでしたね。では次へ。

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