NEWS | 今どきの世相 犬式部:ボスがニュース見てあきれておられた。 猫納言:何に? 犬式部:団地の玄関前に置き配されていたのを女子中学生が盗んで逮捕された事 件や。 猫納言:アレは自分も覚えている。「目に留まって中に何が入っているか気にな った」と供述してるらしいが、アタマの中は自分の興味だけなのね。本 来その荷物受取る人の気持ち、宅配してくれた運送会社のひとの責任な どが全く見えてないのがコワい。猫でも道端に食べ物が置いてあったら「 犬式部:そんなん犬や猫の常識やけれど人間は「映え」と「人からどう見られる かに熱心だから視野が狭くなって自分がどう映るかばかり気にしてる。 猫納言:ボスは戦後80年の教育の結果だと.ボスが国会中継見ておられるのを横 で見ていたら「法の執行を厳格に」と野党がいう。政府はのらりくらり の答弁、やる気なさそう。 犬式部:だから法を徹底して執行するナショナリストが出てこないとこの弛んだ 世の中どうしようもないよ。 猫納言:法は作ってもデレデレ。本当に悪い奴はビビりもしていない。逆やろう。 犬式部:俺も同感だわw » 過去のNEWS |
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冬の時代を笑いで乗切るために—これからの経済・世相に備える—
契約書の中味
お父さんが出してきた前税理士との契約書は簡素なもので第1条の委嘱業務内容として①:会計データの整備・正確性チェック、②:①についての税務上のチェック、問題点指摘、質問への回答、③:決算書・申告書作成、④:①~③に関する助言、提案 以上である。
読み取れることは③の決算書・申告書は請負契約に読めるが、そのほかは外部専門家として、会社がととのえた帳簿の中身の外部からのチェックと税法上の誤りがないかのチェックであり、年末調整を代行するとか、会社がした年末調整の結果をチェックする義務は書かれていなかった。年末調整業務のチェックは顧問料の対象外であると判断するしかない。
「お父さん、年末調整の障害者控除適用ミスに関しては、前の税理士先生の責任を追及することは困難です。業務範囲が狭く決められていて問題の年末調整は掲記されていません。」
「税理士やったら税金のことなんでも知っているのだから障害者の子ォが居るのに目配りするすることは当然違うの!!腹立つ、、」と言いながらお母さんは腹いせにケンちゃんのしっぽを踏みつけようとします。」
「アカン、犬いじめたら。」えみちゃんは気持ちの持って行き場がなくそのうえ自分も確定申告で知識不足が原因で無駄な税金を払った悔しさだけではなく、お母さんが年末調整で夜遅くまで電卓叩いていた姿を思い出し無知であることの悔しさに捕らわれていた。
普段は寡黙なお父さんがハッキリと言った。「先生、わかりました。前の税理士先生を責めることはしません。しかしこの国に払い過ぎの税金があることは、自分で自分が許せんのです。無駄な税金は一銭も払いたくない。たとえエエ加減な遣い方をされるとしても。自分で時間見つけて納め過ぎの分を税務署へ行って取り戻したいと思っています。」
税理士先生の目が光った。「お父さん、税務署へ行かれる前に資料でご説明します。必要でしたら税務署へご一緒します。」
「そうですか、それだったら安心です。行ったら帰って来れないところのような気がしていますので心強いです。」
「今の税務署は風通しがよく、訪問する納税者への応接もとても丁寧です。」良く説明資料を揃えられることがポイントです。
「今度ばかりは税理士さん選びの勉強になりました。」とお父さんはつぶやいた。
次回予告
新しい税理士さんの説明で、お父さんの会社も、えみちゃんもともに5年以内の税金が還ってくるだけでなく、還付加算金という利子まで付くことを知って、えみちゃんはマスコミの歪んだ報道が伝える税務署の様子と違い、実際は署内の空気の透明感が素敵な空間であること、不正行為をしていなければチャント計算して過払い分を返してくれることが驚きでもあった。そして正確な知識の重要性にまた気付いた。無知の怖さだけでなく、世間の風評と違って税務の場には努力して学んだことがすぐ跳ね返ってくる小気味良さを感じた。
傍にいるケンちゃんの背をなでながら、もっと知りたい、勉強したい、それを助けてくれる良い税理士先生に出会った。幸運だ。えみちゃんは前を向いた。作業所にコンピュータに詳しい先生がおられる、ITCもっと学ぶぞ、、、領収書を持って帰るだけで他に何もアドバイスもなく、口を開けば売上あげましょうと空手形を出すだけの前の税理士とはキッパリ決別した。
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