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2025/9/13 犬式部:昨日の夕立は凄かったね。 猫納言:怖いくらいだったわ。あんな激しい雨あまりないよね! 犬式部:そうだ!不安定な気候だからか世の中も不安定になって来たのかえ? 猫納言:ボスが言われるには、こんなものらしい。何年かおきに地震台風などが 来ている。これで普通だと、、 犬式部:そういえばそうだね。天災は避けられないかもしれないけれどそこを 猫納言:平素から良く寝て、しっかり食べて、気分を下向きにさせないことだと! 犬式部:それ当たってる!だから俺はニュースは見ない。気分が下がるから!昔 から「犬が人間を嚙んでもニュースにならないが人間が犬を噛んだらニ ュースになる」と言われていた。人間が犬を噛むような、珍しい、ヘン なことをニュースに上げようとしているのが見え見えの上、広告と見間 違う内容も一杯混じり込んできている。あほらしくて見てられん。 猫納言:聞いた話だけれど地上波のTV見てたら阿呆にされるとか。 犬式部:寝てる方が賢いね。
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冬の時代を笑いで乗切るために—これからの経済・世相に備える—
働くことと給料の関係・・・剰余価値の正体
前回に専門家から「剰余価値を分子にして給与として支払われる部分を分母にすれば分子の方が大きいのが実態です。」と説明された点が陽一にはもう一つ理解できなかったので再度聞いた。
専門家は「分かりやすい本から引用して説明します」と「今までで一番やさしい経済の教科書」や「落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本」などのベストセラーで著名な木暮太一先生の『超入門資本論』(ダイヤモンド社刊)の81頁~91頁を例に説明してくれた(以下木村要約)
綿糸から綿花を製造する企業例
綿花10キロから綿糸10キロを製造するのに概ね4時間従業員が働く。
従業員の給料は日給4,000円の契約(1時間当たり1,000円の価値を生む)
<企業が生産量を倍にして綿花20キロを生産して販売する場合>
綿花10キロの綿糸原価12,000円→20キロなら24,000円(2倍になった)
10キロ生産に使用する機械設備の減価償却分4,000円→8,000円(2倍)
従業員給料:日給なので生産が2倍になっても変わらず4,000円
<生産量10キロの場合の企業原価>
綿糸12,000円+機械減価償却4,000円+給料4,000円=20,000円
<生産量20キロの場合の企業原価>
綿糸24,000円+機械減価償却8,000円+給料4,000円=36,000円
企業がこの綿花を40,000円で売った場合の利益は4万円-36千円=4000円
この利益は4,000円の給料で20キロ生産した従業員が付け加えた剰余価値
4,000円の給与で20キロ生産したから8,000円相当額の労働をしたが給与は8,000円でなく4,000円であるから差額の4000円が剰余価値となる。
専門家は「お尋ねの剰余価値率は剰余価値4000円/給与4000円=100%になります。経済統計では100%を超えるのが実態です。余分なことかもしれませんが古い経済学の教科書では剰余価値率のことを搾取率と表現しているものもあります。」
専門家の答えを聞いて、陽一は、企業に雇用されて働くことはこの例のように4,000円でギリギリまで働いて生み出したそれを上回る価値は自分の手には残らないことがこれまでのホテルでの勤務体験から実感した。
とともに剰余価値が会社に帰属するなら利益を得ているのであるから「ありがとう」との態度を待遇などで示してほしかったが上司の料理長にこのことを求めるのは無理だと思った。組織があるので本質は見えないことも良く分かった。
勇の言う通りだった。明日にでも須磨ビーチにシニアの料理人さんが新設された店に行ってみようと思った。自分の店の青写真つくりのために。
次回予告
次回は最終回になります。勇と陽一はそれぞれの腕を生かして未知の世界に挑戦してゆきます。
税務トラブルのご相談
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