1.生命保険を解約して相続税の納税資金に充てようとおもう。
2.遺言の本を買って遺言によって相続税が安くなるかを知りたい。
3,相続税がいくらくらいになるのか資料を集めて専門家に相談する。
4,銀行のゴルフコンペに参加してカオを繋いでおく。
正解:3です
専門家の税理士でも得手不得手があります。知識の差や当たった実例の多寡、ウマが合うなどもあります。良い相談相手を見つけるにはあなたも相続税について初歩的な知識を得られて目の前の税理士さんにカンタンな質問をされることで適否が分かるでしょう。
1,生命保険は掛金の何十倍何百倍以上の保険金を相続が起こった場合に得られるところを解約するのは逆の行動です。
2,遺産争いを防止するのが遺言ですから相続税額と遺言の要否は必ずしも関係しません。
4は意味がありません。相続税額がどれくらいになるか、その税額に見合う納税資金が手許にあるのかないのかを知ることが先でしょう。
Q:相続でまとまったお金が入るがどのように運用したらよいのか次の1~4を考えています。どれが適切でしょうか?
1,銀行の窓口でキレイな係員の女性が定期預金を勧めるのでそうしたい。
2,証券投資の本を読んだら自分でも儲けられそうな気がしてきた。一発ここで勝負したい。
3,犬小屋の下に札束をビニールでぐるぐる巻きにして埋め、誰にも話さない。老犬なのでその犬君が死んだら隠し場所に困るのが悩みです。
4,今後の円安・円高、国債の利回り、なども知ったうえで株式、外貨預金、Goldなどに分散投資したい。
正解は4です
1,全部を定期預金にされることは、まずい選択ではないでしょうか。円安はこれからも続き、国債発行高が巨額の国(我が国ですぞ!)の通貨は売られてゆきます。そのうえインフレですから定期預金の価値は目減りします。海外旅行に行かれてホテルに泊まり買い物をされると、円の価値が下がったことが分かります。
2,証券会社に頼むのではなく、ご自分で株式投資に挑戦されることは立派ですが、それなりの知識がなくては危険です。少額から経験を踏まれることがよろしいのではないでしょうか。
3,いろんなお考えがあります。なお2024年7月にお札の顔が変わります。1万円札は福沢諭吉先生から渋沢栄一氏に変わります。旧札も使えると報道されていますが技術進化が早い今時、無人ATMや券売機で旧札がいつまで使えるか?です。
4,一つのバスケットに全部の卵(投資資金と考えて下さい)を入れない分散投資は大事です。分散した元本の利回りのチェックをしましょう。投資された初めの金額合計(投資原価)と一定の日(たとえば大晦日やお誕生日など)の時価との差額(差損益)が投資原価に占める割合を金融商品ごとに知ることで金融商品の組み換えの判断にも役立ちます。
税務当局から指摘を受けトラブルになった場合、知識と経験を生かして税務当局と調整・交渉を行ないトラブルの収束に努めます。損失を最小限にとどめるよう尽力します。
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<Amazonにて販売が開始されました> 下のURLをクリックされるかHPの「Kindle本シリーズ」でご覧ください。https://www.amazon.co.jp/dp/B0CNZ9TLXM 書名 「Oh!相続税申告書が自分で作れる」 相続税が大衆課税になろうとする現代、相続税申告書作成への挑戦意欲を引出す啓蒙練習書。申告書の仕組みをやさしく説明するとともに民法や令和6年からの贈与税改正もわかる有益書です。税理士などの専門家の守備範囲の違いにも触れています。 Amazonでの紹介文 相続税は富裕な資産家にかかるものでしたが平成27年改正で基礎控除が4割カットされたうえ、最近の資産インフレにより財産価額が膨張し申告対象が広がる傾向です。 この本は普通の人が、相続税につき ・自己の資産、債務を自らチェックし ・相続税額の有無を確認し ・ご自分で相続税申告書を作ってみたい動機になる ガイドブックとして作りました。その結果、限りある人生の過ごし方を考える契機になったり、高い費用を払って金融機関などの相続ビジネスに依頼する必要もなくなるかもしれません。そうなればまさに一石三鳥です。 1980年には72万人であった我が国の死亡者数は2030年には158万人に倍増するこれからは、受継ぐ次世代の人にも相続税は大きなテーマです。
宇宙の原理や生命の神秘などに比べて相続税法はしょせん人が作った仕組みに過ぎません。決して難しいものではありません。この本を手引にされて備えてください。令和6年からの改正贈与税も収めています。 |
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