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これから起こること・・『税金が払えません』&『課税処分に?です』 the Final Stage

第25回 現場でどこまで本音の話が出来るか、、

2018年6月8日

 中小企業でも現場の従業員さんと経営者が、本音で話し合うことは少ないと思います。

両方の立場は潜在的に敵対的です。孫子の言う「上下、欲を同じくし」にはなっていません。経済的には階級的対立になっています。

 

 そのため経営者は孤独です。しかし一人では会社の経営はできません。従業員さんが協力してくれるからこそ、会社が動くのです。

 ここで、いい気になって、なんでもうまくゆくと思ったら大間違いです。従業員さんの顔の後ろにどのような感情があるのか、見抜けることが重要です。

 

 どれだけ待遇で報いても、裏切りは常に起こります。経営者が大風呂敷を従業員さんの前で広げても、実現できなければ、これは

一種の裏切りです。

 

 相互に裏切りの可能性があるのです。

その現実のモトで、全社が一丸になって前へ向いて進んでゆくようにリードしなければなりません。よく似た言葉に「コントロール」がありますが、支配のような匂いがあってはいけません。リードです。

 

リードの基礎になるのが、現場での実務を介しての本音の遣り取りです。

 

 よく経営計画発表会などに招かれることがあります。経営陣は大きなことを言います。それは誇大表示する気持ちからではなくて、(一緒に)いい会社にしたいと思う気持ちから出たのですが、聞く側(従業員さん) は、冷めた見方をしていることが顔に書いてあるようです。

 

方針発表会などの儀式や行事の場では本音は出ないと思います。

 

 しかし、日常の仕事に関係する設備投資にかんして、社長が意見を求めている場は儀式ではありません。ここでこそ真剣に本音の意見交換ができるところです。しかも「現物」で、です。現地、現場、現物でこそ「現実」直結する話ができるのです。

 

この時、社長は、従業員さんとの本音の対話から次のことを知ることができます。

・熟練度

・工程の知識

・基礎知識の理解度

・訓練の要否

・安全対策の必要度

・そのほか協力関係を築くために必要なこと


 それらから、設備投資してうまく回るために、不足している点が見えてきます。

資金も大事ですが、その前の段階である、上記の事柄がもっと大事です。

第26回 次は資金です

2018年6月11日

 基本は資金と人の現実を知り、バランスがとれた設備投資をすることです。

これまで、その目的のために、

 

1、現場のナマ情報を社長自らが取り

2、予想資金の大枠を知り

3、従業員さんの現在位置を知る

 

ことをされてきました。

 

これで設備投資する「サイズ」が決まってきます。

 

つぎの問題は、そのための資金が十分か、不足しているかです。

 

そのためには

・社長自らが我が社の貸借対照表を見て、設備投資の資金に余裕があるのかを見てみましょう。

・注目する点は一月当たりの資金の支出額と入金額を3月位の平均で較べます。

・支出額は損益計算書でいう費用とは異なり、借入金の返済元金もそこに加算されていなければなりません。

 

不足の場合は、先立つものがない状態を示しています。

銀行借入や増資(投資育成会社からの資金供給も含みます)の道を探すことになります。

 

税の効果この段階で、設備投資をしたことが税を通じて資金に出る影響を知っておくことも大切です。

 設備投資により減価償却費や、適用要件に合えば特別償却費が法人税を下げてくれます。

 設備投資によって消費税が大きく減額されます。簡単な言い方をさせていただきますと、設備投資額×8%が納付税額から減額さ 

 れます。リースで資金を調達した場合も同じです。

 

税の効果を取り込んだ資金の先行きを見ることで、設備投資に無理がないかをチェックできます。

第27回 佐藤一斎「孫子副詮」を読んで・・・・息抜きに代えて・・

2018年6月15日

 設備投資を題材にしての、資金と税の効果については一区切りしましたので、情報の収集と整理のために休息しておりました。

この間に、表記の資料に接する機会がありました。

 

 江戸時代末期の昌平黌教授であられた先生の名は、大冊「言志四録」から抽出された「重職心得箇条」の中の「重職たるもの、勤向き繁多と云う口上は恥ずべき事なり。仮に世話敷とも世話敷と云わぬが能きなり、随分手のすき、心に有余あるにあらざれば、大事に心付かぬもの也。重職小事を自らし、諸役に任使することができないなら、諸役自然ともたれるところありて、重職多事になる勢いあり」の有名な一節がありますが、こうすればこうなる、こうなればこういうことになる、とリアクションまでを、対照の形で説かれる文体には説得力がります。

 

 先生は繰り返し以下のことを述べておられます。現代にもそのまま使え、しかもなかなかキビシイです。

 

1、自分考えを持たずに先例にならうのは、いわゆる役人仕事の最たるもので、これでは問題を解決することはできません。

2、先例に従っていると、事態はもっと悪くなる。

3、役人仕事、役人根性は因襲による繕い仕事で、これはいけません。

4、人の役に立たぬ学問、人の生き方に影響を与えぬ言葉は意味がない。

 

 などハッキリと小気味良い言葉が並びます。

孫子の解説である副詮でも、これまでの多数説と異なる、先生独自の孫子の見解を述べられています。

 

 目まぐるしく変わる国際情勢や情報の進化のなかで、日々が恐ろしい速さで過ぎてゆきます。今の我々を取り巻く状況にも使えそうです。

 もとは、孫子の原文ですが、副詮で補注され、一層、理解を助けてくれます。

 

要点は

ア:武器を使用することは最後の手段であり、避けるべきで、最良は戦わずして勝つことである。百戦して百勝するのは善くないことである。

イ:作戦計画を練って勝算がなければ戦ってはならない。現代語でいう、シミュレーションが大事。

  勝ち負けの算定は、必ず数字を用い、戦力を5段階で、比較すること。

ウ:争いは騙し合いであるから、弱いように見せかけたり、慢心させたり、苛立たせたりすることも重要であるが、部下には直前ま 

  で、このことを秘匿しなければ情報が洩れる。

エ:のろまで、回り道しているように見せかけて、相手より早く行動する欺きと敏捷さが大事。

  正攻と奇襲を組み合わせること。

オ:正正の旗、堂堂の陣にまともに掛って行ってはいけない。様子を見ていて、乱れや怠惰の兆候が出たら一気に攻めるべし。

:情報を軽視し、それを得るために資金を投入しないケチは、人の上に立ってはならない。情報をおろそかにすれば必ず敗れる。

第28回 佐藤一斎「孫子副詮」から読み解く、、、

2018年6月18日

佐藤一斎先生のご指摘のように、先例にならう流れは、今も続いているようです。アメリカなどと違います。maiking a defference!

で常に違いを生み出すことが求められるのと逆に、日本では違いを生み出そうとすれば浮き上がってしまいかねません。変わり者を排除するムラの思考が底流にあります。

 

付け加えますと、我々の土壌は

本音を言わない。裏や陰では嘘や誇張を交えて言いたい放題!

「ご注進」が大好き。立場が上の者には、陰からご注進して点数を稼ぐ!

・世間は内向き、若者も内向き。挑戦しない気風(みんながみんな、ではありません)、そして赤の他人には冷たい!

・冷たいだけでなく、湿気がまとわりつく、だるい空気。カラッとしてない。人も気候も!

仲間を売り、利益のためなら平気で嘘をつく

自分が悪いのにそれを認めない、聞いたことでも聞いていないという。しかし紙に書くことは嫌がる。証拠を取られるのはイヤ!

権威に弱い、異常に。反面、弱者には寄ってたかっていじめる、足蹴にする!

公(パブリック)の概念がない。自分と身内(プライベート)だけ。公共のルールは守らない。歩きスマホも、電車内のリュック

 サックも降ろしはしない。優先座席に若者が平気で座る。年寄りが前に立ったら、昔は寝たふり、今は下向いてスマホいじり!

オリジナルなモノは今後生まれない。

群れて権威に従って、内心は右見て左みてキョロキョロし、不安と怖れが動作にでている。

・学校では本の読み方も教えない、本を読めない。文章も書けない!

・みんないい人だけれど、イザという時、頼りにならない!

 

これが、これからも続いてゆきます。江戸末期から変わらないのです。明治維新や第二次大戦の敗戦があっても。

ここで、これから先を予測してみます

 

・日本は世界中からお金をムシられてゆき、窮乏化する。

・教育の質が良くないので人材は少ない。期待できない。

・税金は上がっても下がらない。

・可処分所得は下がる一方、従って消費は右肩下がり。悪循環に陥る。

・円安が続き海外からの材料は値上がりし、ますます粗利益は取れない。

第29回 笑うしかない!笑って乗り切る!

2018年6月19日

 あくまでも私の私見ですが、これからの世間は、前回に書きました傾向と思います。

ここから前へ進むには「笑い」の力が必要です。それが活力になって、道が開けるかもしれません。

 

 現に映画や芸術、スポーツ、学問も外国に行ってモマれていい結果を出している人が多くおられます。

国内中小企業で外国と関りか少ないと、前回までの「ムラの病気」にかかって落ち込んでゆくことにならないように、気をしっかり持って笑いを友として、進んでゆきたいところです。

 

 中小企業の大きな流れは

・人が取れない、採用費に異常な費用が必要。

・採用できても育たない。戦力にならない。

・銀行借入は減らない。返そうとしても銀行は、返させない。貸出残高を減らしたくないから。

・貸し倒れがやがて頻発する。

・売掛金の回収日数が徐々に長くなる。

・粗利益は傾向的に右肩下がり。

 

この結果、

自社の状態を読み誤って、自死したり、失踪する社長さんが増加する。

・廃業が増加する。廃業できれば上々、借金があれば廃業もできない。

 

この傾向のうえに、借入金利が上昇すれば、廃業は加速度的に増加すると考えられます。

 

 現実は、よろしくないことばかりです。しかし自社の会計データをよく見ましょう。どの会社も捨てたものではない点が、必ずあります。

 

 捨てたものではない点を発見し、悲観的にならないで、笑い飛ばしながら、道を切り開いてゆくことは可能です。(水を差すようですが、手遅れの会社もあります。それは財務状態ではなく経営者に人を得られない場合です。ハッキリ言いますがバカに会社の経営はできない時代なのです。その人たちに、何を言っても何も聞きません。従来のまま奈落へ進んで行きます)

第30回 これからのキーワード

2018年6月20日

 結局、自社の会計データから捨てたものではない点を見つけ出し、さらには会計データ以外の自社情報で補強することが重要です。

 

避けるべきこと

経理を軽視し、申告直前にならないと自社の会計データが見れない。

<これには原因があります。会計事務所に何から何まで丸投げしていませんか>

 

申告するとき自社の状態を知って申告してしない。

<会計事務所は十分な説明をしてくれますか>

<税法の特典が年々改廃されています。会計事務所は説明をしてくれましたか>

 

上記の状態では、前へは進めません!いくら笑っても、から舞いです。自社の立ち位置を知らないでは何もできません。

 

では本題に入ります。

 

大きな括りと、その右に具体策を記します。

ファイナンス・・・・増資、社長借入、DES、種類株式の発行、リースと買取の損得計算、クラウドファンデイング

 

リスクマネージメント・・・・災害や社長に万一の場合の保障、相続税負担、事業承継新制度の計画、相続時精算課税検討、株価評価

 

銀行借入対策・・・・計画的な借入金減少計画、金利が上がった場合のシミュレーション、自己資本比率のUPの要請に耐えられるか

 

労務倒産への対策・・・人件費増加シミュレーション、従業員訓練計画 次世代の採用と訓練

 

情報投資と助成金・・・イニシヤルコストだけではなく、ランニングコストの金額と期間もチェック

 

消費税増税・・・・・資金繰りに与える影響 税務調査

 

以上のキーワードを見てゆきますと、これから多くなるのが「税金(消費税)が払えません」「課税処分の意味が分かりません」

の二つに帰着します。ここへ帰着しないようにに道筋をつけられるお役に少しでも立てれば幸いです。

 

これからは、情報を整理するため、時々は休憩期間を(予告なく)いただきます。よろしくお願いします。

第31回 これから起こること「税金が払えません」&「課税処分に?です」についてお聞きします。

2018年7月24日

Q:このタイトルの根拠は何ゆえでしょうか?

 

世界の経済を見ても、大きな流れは、行き詰まりの状態です。

国々は税収の奪い合い、地方自治体は法人税や市民税を払ってくれる企業や人の奪い合いです。

果ては大学、高校は学生・生徒をあの手この手で取りあいをしています。

 

人口も減り、稼得利益も減り(分配の歪みで良いところと悪いところとで格差はありますが)資金が細くなってきています。

 

利益が取れないので、利益に掛かる法人税や所得税は少なくなりますが、消費税の納税はきついです。

手許資金が少ない状態でも、納税は現金でしなくてはなりません。現金がこれからも手に入りにくくなります。

 

Q:税金が払えません、の「税金」とは消費税のことですか?

 

消費税ばかりではありません。借入金の増大、これからの金利上昇も視野に入れますととにかく手許に資金が少なくなるのです。

ですから利益が資金に姿を変えるまでの時間が長い企業では、利益に対して課税される法人税も入ってきます。

 

それと、借入して不動産購入をすることによって節税することを実行してきた人たちは相続税の納税に苦しむでしょう。

目先の損得に目が行ったことでしなくても良い節税をした人は、相続税のもっと手前の税金である(生きている間の)所得税

にも、そして住民税の納税にも苦労されます。

 

Q:ではどうするのが良いのですか?

 

今のような大変動の時代は自然界の動物の行動を見習うことです。

かれらは、このようなときには穴の中など安全な場所に居て下手に動きません。そして体力の消耗を押さえて食べ物を備蓄して、生き延びることに知恵を働かせます。

 

人の多いところに出て、お祭り騒ぎに参加して、お金を浪費し、足に藻が絡まって動きが取れなくなってゆく人々が多い中で、力を蓄えロスをしないことが大事です。

第32回 課税処分に?ですとは

2018年7月25日

Q:この意味は、どういうことなのですか?

 

二つの理由があります。

余りにも税法の改正が速く、しかも複雑になる一方です。

もともと事業の経営者さんはあまり勉強されません。しかも法律という地味なものは知ることもされません。税法などといいうシロモノは見向きもされません。基礎的な知識すら備えておられない場合が多いです。

 

二つ目の理由は、正確に税法に関する情報をワカリヤスク伝える税務の専門家が十分なコミュニケーションに時間を割いて、その会社に関する税務情報についての適用を解説し、優遇税制について適用を受けるかどうかを経営者が決めるまでフォローできてないきらいがあります。

 

そこへ税務調査が来ますと、経営者は、何が問題なのか理解できないのです。その場で説明を聞いても中々判断できません。結局、そこで何が浮かび上がってくるかと申しますと、経営者は我が社のことが分かっていない。税務専門家はその企業のことが上辺だけしかわかっていない、ということです。

 

新聞にもよく出ますが、大企業に税務調査が入った。課税洩れの疑いがあると新聞に書かれます。必ずと言っていいほど「税務署の見解を受け入れ、既に会社は修正申告を済ませた」と書かれてあります。

 

よくわからないから、すぐ長いものに巻かれるほうが良いと判断してしまうのです。下手に争って負けたら意見を言う株主から責任問題にされます。穏便に、穏便に!です。

 

外国と際立ったこの内向きの姿勢こそが、これからの命取りになってゆきます。自社のことも知らない、NOと言えない言わない、カオを立てるなど、自己の主張をして議論することを避ける珍しい姿勢が状況をどんどん悪くして行くのです。

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