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これから起こること・・『税金が払えません』&『課税処分に?です』 the Final Stage

第33回 油断すると、潰れて、貧乏になってゆくことを避けるには

2018年7月26日

Q:これからは下手な節税策に足を取られると怖いのですね。

 

「下手な節税策」という点が問題です。過重な税金から逃れたいのは本能です。ですから節税という言葉を聞けば、だれしも心が動きます。しかし節税策にはそれを勧める側が利益を取る仕組みが裏に隠されているものや、長い目で見れば決して利益にならない仕組みのもの、果てはそのような節税策を採用するには「前提条件」が極めて狭く、とても採用できないものもあります。

 

このような時代です。しかも日本はルール無視の点があります。そして公(Public)が希薄です。自分と自分の家族が良かったらそれでよい、私益(private)のみの、一言でいえば冷たい社会です。

 

このような基本認識をもたないで、軽薄な節税策に乗ることはこれからの時代では命取りになります。

 

Q:もっと詳しくお話しください。

 

段階を追って、ご説明します。

一番の点は、自己の考えを述べない、議論しない、力で抑える、こんなやり方は、もう通じないのです。これだけ世界が小さくなってきますとあからさまに不都合が出ます。

 

私たちの国が実はいい加減なところがあることを認識して税金のことに取り組まなくてはなりません。

 

一例を交通マナーにとってみましょう。来日された方は、日本の交通マナーの悪さを言います。自動車も自転車も歩行者もマナーが悪いと。こんな国だとは思わなかったと。電車内でも席を譲らない若者は「現代日本の名物」です。リユックサックも車内放送だけが白々しく繰り返されますが、だれもリュックをおろしはしません。

第34回 下手な節税が却って事業の足を引っ張る

2018年7月30日

事業の展開が容易でない時代に、節税を標榜する「商品」が多く目につきます。

 

 本当に自社にとって、ご自分にとって有効なのかは、なかなか分かりにくいモノです。

どのような商品でも、全く良くないものは少なく、良い面とそうでない面の2面があります。

 

 その商品が有効になるためにはいくつかの前提があります。その前提が外れているのに自社或いはご自分に有効であると考え違いをすることがあります。

  

 「商品」の中味を専門的な見地から見直す以前に、常識から考えてご自分に向いているかいないかを確かめることが重要です。

例えば、信託と名が付く金融商品があります。でも実際は信託とは名ばかりで信託ではないものもあります。また信託の種類にうよっては家族の意見が完全に一致しているのでなければ却って争いの種になるものもあります。

 

 企業向けの生命保険でも目的を明確にしていなければ、単に課税の繰延(いま損金になっても、その部分が将来の益金になるだけ)しか効果がない生保商品もあります。そのような商品でも経営者の年齢や退職時期などを考慮すれば有効な働きをしてくれる場合もあります。

 

 要は、その商品に簡単に飛びつかないで、いろいろな角度から深く考えることです。

その「考え方」を身に付けられることが失敗しないためには重要なのです。

 

 節税商品や事業承継、不動産投資、相続対策などについて「考え方」のケースをご紹介して、このブログを読まれた方が、資金を大事にされて、課税処分をされて困られることがないように、お手伝いさせていただきます。

 

準備しながらの進行になりますので、時々お休みの期間が生じることをあらかじめご容赦ください。

第35回 2018年 夏! 大変革期を前にして今チェックすること

2018年8月10日

相変わらず暑い毎日ですね。ここ数日は暑いと書きましたが、その前は「熱い!」と表現したほうがいい日々でした。

 

非常に情報が多くなり、そのうえ中味が軽いと感じるモノも多くなってきています。

いろいろな隠された意図や、隠されて準備された仕掛けが増えていますので、軽薄に話に乗ることは非常に危険です。

 

当所にも(大事なことは99%までメールで来ます)電話がかかってきますが、その大部分は売上を上げるための勧誘です。お断りしても、その10分後くらいに同じかたから電話がかかってきます。さっき電話したことも忘れておられるようです。架電の件数ノルマがかかっているのでしょうか。

 

電話に応じてモノを買ったりすることは少なくなる一方ですが、自分の良く知らない分野のことは、漠然とした不安が心の底にありますから、ノリヤスイ傾向があります。

 

このブログに関係する分野では次の項目がよくある例です。

これ等に取り組んだ場合には、必ず資金に影響します。しかもそのツケは5年後から10年後にたたってきます。

 

 ・借入による不動産購入での相続税対策

 ・事業承継のためのM&A講習会・講演会

 ・信託のおすすめ

 ・生命保険を使用した節税

 ・電話、コピー機などの新規買換えのおすすめ

 ・融資を前に立てた節税プラン

 

あとあと後悔しないためには、これ等の話に乗る前に、どこに注意したら良いのかを一緒に考えてみましょう。

題名にあるように、これからは資金繰りが厳しくなるうえ、税の改正が激しくなっています。税務上のミスマッチで問題が起きることがないようにしなければなりません。

第36回 2018年 夏! 大変革期を前に 2 チェックすること

2018年8月11日

 不動産購入、信託、生命保険、融資の付いた節税プランのどれもがメディアで名の知れたところが勧めてきます。人間は有名な人や会社、権威のあるところには弱いですから、自分の足元を見ないですぐYESを言う場合が多いです。

 

 その時の相手の目をよく見てください。どんな光が走っていますか。相手の目にしっかり焦点を当てて顔全体を見ましょう。

その顔の後ろに見えるものは何ですか。できるならお茶を入れ替えるようにして席を立ったら(相手に気づかれないように)横顔も見ましょう。気を抜いた横顔にズルさが出ていませんか。

 

 その人が帰られる時、後ろ姿と歩き方、腰の動きを注意して見ましよう。腰の左右への動きに強情さがあらわに出ている人が多いです。特に女性は隠された本性が後姿の歩き方に出てきます。

 

 印鑑を押すのは、このようなプロセスチェックをして相手の人物の正体も少しは見えてからでも遅くはありません。

自分の財布や、自社の会計が示す資金の状態をしっかり見ましたか。営業マン(レデイ)、銀行や証券会社のかた、不動産会社の方たちから何を言われようと、その話を聞く前に自社がキャッシュを作り出せる力がどの程度まであるのか、を知らなくてはなりません。

 

 個人なら今の給料、見込み賞与、数年先の給与や賞与の額までは、ある程度まで読めます。

しかし事業の場合は次の3つを掴まないと自社の資金の先行きは読むことができません。

1・損益計算書の税引前利益+減価償却費+支払利息の金額

 別の表現ではEBITDAと示します。別に難しいことではなく、Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and  

 Amortization・・・AmotizationとはDepreciationが有形固定資産の減価償却であるのに対し金融資産の減耗計算ですがここ

 ではまとめて償却費と考えましょう。利子、税金、償却費を控除する前の利益(Earnings)ですから上記の算式になります。

 

2・キャッシュサイクル支払勘定回転日数ー受取勘定回収日数ー在庫回転日数の差引)を見ます。

3・現在の借入金の返済元金の合計額

第37回 2018年 夏! 大変革期を前に 3 チェックすること

2018年8月13日

自社のキャッシュを作る力がどのくらいあるか、をチェックすることが重要ですが問題はその後です。

 

 大部分の人は、自分でこれをもう一度(本当に正しいのか)やり直してみる人は少ないです。聞きっぱなしが多いです。

顧問の会計事務所は、決算ごとに資金のチェックをして結果をご説明します。<このようなことをする会計事務所も少ないようです>

それを聞いた人は、それ以上に行かないのです。ご多忙なのでしょう。

 

大事なことは、自分のカラダにしっかり入れ、絶えず復習をして、改良をしてゆかなければ、借金体質は変えられません。

 

 本などでも上記のチェック法は書かれています。講習会もあるでしょう。しかし肝心な点は自分で鉛筆と電卓を手にして「計算の論理」を頭に叩き込むことです。

そうでないと行動できないのです。

 

 次に、最低年一回の決算時期には「自社のキャッシュを作る力」が改良されているか、ご自分の手で計算し、自分のアタマでその結果を考えることです。それを、次には6ケ月ごとに、更に3ヶ月ごとにとピッチを上げてゆきます。

 

何も難しいことではないのですが、この「復習」をされないため何年経っても同じところから脱出できないのです。

 

 自分の、自社の欠陥点を知ることは辛いかもしれませんが、他人がそれを直すことはできません。

金融機関は融資をするのがお仕事ですから、欠陥を知っておられても言わないのが普通でしょう。融資をされることがお仕事なのに逆のことをしません。

 

方法は

 1、借入れ体質から脱出する計画を立てることです。

 2、計画を立てるには自社の資金をめぐる仕組みがお分かりになっておられないと無理ですから、会計事務所のサポートが必須で

   す。

 3、焦らないことです。直ぐ結果は出ません。しかし何もしなければ、何も改良されないばかりか、先に待っているのは破滅で

   す。資金のないのがどれほどツライことかが身に染みて分かる時は手遅れなのです。

 4、自社が蟻地獄にはまってしまっているのかも知らないままでは、これから多くなる倒産企業の仲間入りするだけです。

第38回 2018年 夏! 大変革期を前に 4 チェックすること

2018年8月14日

 インターネットで興信会社の「倒産速報」をたまにはチェックしてみましょう。そこには負債総額のほか倒産の原因が書かれています。また倒産企業一覧では倒産が多発している業種がわかります。

 

 倒産には必ずその原因があります。新しい企画をして資金を調達してつまずかれたことが遠因で、手許資金のやりくりに困るようになった時期が暫く続いた結果、どうにもならなくなって倒産になるパターンが多いです。

 

 資金でのつまずきが、癒えないキズになって悪いように波及してゆきます。

このほかの原因は、受注(売上)の減少が続いた結果、一定ラインを越えてしまい、行きづまるケースです。

 

 どちらの場合でも自社の資金の限界を知らないことが原因です。まだ行ける、回復するだろう、銀行が融資してくれる、、などの甘甘い見通しが通じないのです。

 

 こうなれば、こういう手を打つ、といつでも次の手を繰り出せるようになるには、EBITDA、キャッシュサイクル、借入金返済元本をもとに自社の月次決算の数字をあてはめて「練習」しておかなければなりません。

 

 次に、今より少しでも資金繰りを良くするために計画を立てて厳守します。

計画の先にはフリーキャッシュが潤沢にあって予備資金を貸借対照表の「現預金の部」ではなく「投資等の部」に置いておく余裕のある状態をイメージしましょう。実際このようにしている会社は結構あります。

 

 このような会社は<投資等の預金ー銀行借入金>がプラスですので実質無借金なのです。

此処へ行くまで体質を変えるのですから時間がかかりますが、不退転の決意で進みます。

 

このような計画すらもたないのでは、経済の悪化の波に翻弄されるだけです。

第39回 2018年 夏! 大変革期を前に 5 チェックすること

2018年8月16日

 自社の資金の現実について知らないうえ、改良してゆく計画すら持たない会社にはイロイロな話が舞い込んできます。

高校野球の生徒は厳しい練習メニューをこなしているのに、会社の経営者が自社の資金状態を良くする計画もメニューもたないで、流されてゆくところにつまずきの種が忍び寄ってきます。

 

 自社の状態を把握しておればすぐ次のコトバが頭に浮かぶのですが、何もない状態では相手に振り回されます。要するに不勉強なのです。

 

コトバこの相手は我が社をターゲットにして、どれだけ利益を得るのか?

 

 この点を読むことができれば、話をするのもバカらしくなるものですが、自社の状態を知らない悲しさ、話のいい点だけが頭に入るものです。

結局、流されてゆく人なのです。

 

流されてゆく人に自分はなっていないかの、次のチェックが必要です。

 

・約束を守っているか?

  他人との約束はもちろん、自分との約束もです。約束を破る人は共通点があります。自己を正当化するので

 す。自分が約束を守っていないことから目をそらせて相手を悪く言います。私などはどれくらい悪口を言われてきたことでしょ

 う。

 悪口まみれであることには平気になりましょう。イイ人になるためムリをする必要はありません。約束を守らない人とはそこまでです。相手にできない人が多すぎます。

 人間は孤立することを怖れるので、そのような相手にも合わせようとしますが、その姿勢が甘いのです。

 このような甘いひとは、自分との約束も平気で破ります。そして何も変わりません。

 

・Said=Actionになっているか?…言を=成す→「誠」ですがそうでない方が多いです。

  Actions speak louder than mouthというように、言葉ではなく行動を見ましょう。人間のコトバに

 は裏があり、更に裏の表があり、裏の裏まであります。自分との約束を破る人は偽って生きてゆく人です。その人が経営する会

 社の資金繰りが良くなることはありません。

 

 TVのバカ番組やスマホのゲームにうつつを抜かすヒマがあれば自社の資金のチェックをしましょう。でも試算表がなければそれは

 できません。その試算表も在庫が正しく計上されていないと半分しか使えません。在庫の回転日数が算出できないからです。

 

・前月末在庫が計上された試算表が翌月には手許にありますか?

 

・間抜けになっていませんか?

  ハナシを持ってきた人物の、目を見て顔全体もしっかり見ることは前に書きましたが、耳も大事です。

 相手のコトバが一区切りした後の余韻からメッセージが読み取れることがママあります。この余韻を聞く沈黙の「間」をとらない

 で、自分からすぐ言葉を発する人を「間抜け」といいます。

 目に見えないものを見る努力をするともに、耳に聞こえないものも聞きましょう。

第40回 2018年 夏! 大変革期を前に 6 チェックすること

2018年8月17日

 前回からの続きになりますが、ビジネスは交渉の塊です。すべて交渉が核になります。英米では交渉=Negatiation=戦い、との認識です。ケンカを穏やかにしながら自己の要求を貫徹するすべを身につけています。

 

 われわれもビジネスの場では「摩擦」「緊張」「対立」を友として全エネルギーを集中し、気合で負けないようにしなければなりません。

 

 そのための武器は「目」と「耳」です。電車の中だけでなく道を歩いていても、イヤーホンを付けてスマホを手繰りながら夢中です。

 やがて眼も耳も悪くなります。そしてアタマも、、、

お医者さんはこんなことはしません。目と耳が商売道具だとの認識です。ビジネスマンも同じではないでしょうか。

 

 それとわが国の「世間の空気」に注意が必要です。

旧ソ連に抑留されていたかたが書かれた「白い牙」-日本人の正体ーという本に、我々は如何に「力のある者(権力者、権威者」に弱いかが述べられています。

 ソ連の監視人に仲間のことを「ご注進」するのです。自分が良い目に遭いたいために仲間を売るのです。同じように抑留されていたドイツ人たちは自分たちで委員会を作り、堂々とソ連監視人と交渉したのに比べ、日本人のこのような「要領の良さ、はしかさ」に歩哨に立っていた蒙古人があきれ返って軽蔑していたとあります。

 

 マッカーサーが進駐軍で日本に乗り込んできたとき、日本女性から「拝啓 あなたの子供が産みたい」との手紙がマッカーサー大将のもとに殺到し、同大将は日本人の姿勢に驚いたという有名な話があります。

 

 同じことは今も同じと思います。権威・権力に加えて「有名」が加わります。

強い物には媚び、逆に弱いものには圧力をかける、いじめるのです。大事なのは自分とその家族だけです。徹底しています。

 

 日本の世間の底の底は「冷たい」と思わざるをえません。PUBLIC(公共)がないに等しいのです。

インバウンドの人たちが知る日本名物があります。かれらはニコニコしていますが、あきれています。

(日本名物)

 ・歩きスマホ

 ・自転車のルール無視走行

 ・優先座席で寝たふりしたりやスマホに夢中の若者

 ・満員電車内で降ろさないリュックサック

 「歩きスマホはやめましょう」と道には警告が貼られています。電車内では、優先座席を譲ってください、リュックは降ろしましょう、とアナウンスがありますが誰もその通りにしません。言う方も言っただけで義務を果たしたというところでしよう。

何も変わりません。

 

 太平洋戦争で戦没された方の遺骨は半分しか戻っていません。民間の有志団体が細々と続けておられます。戦後73年も経ちますが何も変わりはしないのです。米軍の戦死者は全員の遺骨が回収され、世界各地に立派な庭園墓地が整備されています。

 

8月15日に近いので取り上げましたが、これが現実です。

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