冬の時代を笑いで乗切るために
—これからの経済・世相に備える—
上のものほど新しい記事となっています。
Q. 友人の話では高額の相続税で苦労しているとか。自分も同じようになりたくないので4つの道を考えています。ご意見をください。(2023年11月27日 改訂)
1.生命保険を解約して相続税の納税資金に充てようとおもう。
2.遺言の本を買って遺言によって相続税が安くなるかを知りたい。
3,相続税がいくらくらいになるのか資料を集めて専門家に相談する。
4,銀行のゴルフコンペに参加してカオを繋いでおく。
正解:3です
専門家の税理士でも得手不得手があります。知識の差や当たった実例の多寡、ウマが合うなどもあります。良い相談相手を見つけるにはあなたも相続税について初歩的な知識を得られて目の前の税理士さんにカンタンな質問をされることで適否が分かるでしょう。
1,生命保険は掛金の何十倍何百倍以上の保険金を相続が起こった場合に得られるところを解約するのは逆の行動です。
2,遺産争いを防止するのが遺言ですから相続税額と遺言の要否は必ずしも関係しません。
4は意味がありません。相続税額がどれくらいになるか、その税額に見合う納税資金が手許にあるのかないのかを知ることが先でしょう。
Q. 相続でまとまったお金が入るがどのように運用したらよいのか次の1~4を考えています。どれが適切でしょうか?
1,銀行の窓口でキレイな係員の女性が定期預金を勧めるのでそうしたい。
2,証券投資の本を読んだら自分でも儲けられそうな気がしてきた。一発ここで勝負したい。
3,犬小屋の下に札束をビニールでぐるぐる巻きにして埋め、誰にも話さない。老犬なのでその犬君が死んだら隠し場所に困るのが悩みです。
4,今後の円安・円高、国債の利回り、なども知ったうえで株式、外貨預金、Goldなどに分散投資したい。
正解は4です
1,全部を定期預金にされることは、まずい選択ではないでしょうか。円安はこれからも続き、国債発行高が巨額の国(我が国ですぞ!)の通貨は売られてゆきます。そのうえインフレですから定期預金の価値は目減りします。海外旅行に行かれてホテルに泊まり買い物をされると、円の価値が下がったことが分かります。
2,証券会社に頼むのではなく、ご自分で株式投資に挑戦されることは立派ですが、それなりの知識がなくては危険です。少額から経験を踏まれることがよろしいのではないでしょうか。
3,いろんなお考えがあります。なお2024年7月にお札の顔が変わります。1万円札は福沢諭吉先生から渋沢栄一氏に変わります。旧札も使えると報道されていますが技術進化が早い今時、無人ATMや券売機で旧札がいつまで使えるか?です。
4,一つのバスケットに全部の卵(投資資金と考えて下さい)を入れない分散投資は大事です。分散した元本の利回りのチェックをしましょう。投資された初めの金額合計(投資原価)と一定の日(たとえば大晦日やお誕生日など)の時価との差額(差損益)が投資原価に占める割合を金融商品ごとに知ることで金融商品の組み換えの判断にも役立ちます。
Q. 相続でまとまったお金が入るがどのように運用したらよいのか次の1~4を考えています。どれが適切でしょうか?
1,銀行の窓口でキレイな係員の女性が定期預金を勧めるのでそうしたい。
2,証券投資の本を読んだら自分でも儲けられそうな気がしてきた。一発ここで勝負したい。
3,犬小屋の下に札束をビニールでぐるぐる巻きにして埋め、誰にも話さない。老犬なのでその犬君が死んだら隠し場所に困るのが悩みです。
4,今後の円安・円高、国債の利回り、なども知ったうえで株式、外貨預金、Goldなどに分散投資したい。
順番に説明させていただきます。
1,円安はこれからも続くでしょう。国債発行高が巨額の国(我が国ですぞ!)の通貨は売られてゆきます。そのうえインフレですから定期預金の価値は目減りしてゆきます。仮に海外旅行に数年後行かれてホテルに泊まり買い物をされると、円の価値が下がったことが分かります。全部を定期預金にされることは、まずい選択ではないでしょうか。
2,オッとアブナイ!証券会社にゆだねるのでなくご自分で株式投資に挑戦されることはご立派です。少なくとも売り買い500回の体験が必要と言われています。この間に損をされたり儲かったりのいろいろな実体験が資産です。簡単なことではありません。ボリンジャーバンドや一目均衡表などの見方やROE、PER、PBR、配当利回り、自社株買い、利益剰余金と有利子負債の比較、キャッシュフロー計算書の理解なども必須です。証券会社の選び方も重要です。知識がなくては危険です。一気に勝負に出るのでなく少額から経験をされることがよろしいのではないでしょうか。
3,ここは個性が出るところですから多くを書きません。以下をご参考にされてください。お札の顔が変わります。2024年7月を目途とされています。1万円札は福沢諭吉先生から渋沢栄一氏に変わることはご存じでしょう。旧札も使えると報道されていますが技術進化が早い今時、無人ATMや券売機で旧札がいつまで使えるか?です。福沢諭吉の前の聖徳太子は今も使えるそうですがコレクションとして価値が出てるとの話もありますョ。
4,一つのバスケットに全部の卵(投資資金と考えて下さい)を入れたら危険といわれるように分散投資は大事です。この場合でも分散した元本の利回りが上がっているかのチェックをしましょう。投資された初めの金額合計(投資原価)と一定の日(たとえば大晦日やお誕生日など)の時価との差額(差益)が投資原価に占める割合を金融商品ごとに知ることで金融商品の組み換えの判断にも役立ちます。
Q. これから金利は上がりますか。次の1~4から選んでください。
1,上がらない。物価高で苦しいなか政府が上げるようなことはしない。
2,アメリカ並みの高金利に達するまで金利は上がる
3,Goldが上がっているから反対に金利は下がる
4,債券相場が弱含みであるから傾向的に金利は上がる
A:当方の考えですが・・・・4であると考えます。
1は根拠薄弱、2は国の背景が違うのでは。3は逆では。4の弱含みの原因は複雑です。
日本の財政が苦しいので自国通貨の円が売られ円安です。
国債も裏では買い入れの努力がされていると伝えられていますが流れは金利が低いため弱含みです。すでに長期金利は上がってきています。国債を抱いている金融機関は資産内容劣化を避けるためにも今後貸出金利を上げる方向に見直すと思います。インフレが進んでいますから円預金の実質価値は今後も下がる一方、資産運用にも工夫がいるでしょう。
Q. 資金繰りが急にしんどいくなったと経理が言います。何に気を付けるとよいでしょうか?次の1~4の中から正解と思われるものを一つ選んでください。
1,銀行に相談に行く
2,経費の領収書を経理係りに求めて洗いなおす
3,もっと売上を増やすよう営業に指示を出す
4,いくらの資金が不足してしんどいのか自ら数字を見直す
正解:4です
理由:1と3は的外れです。3についてはいくらの売上が必要かもわからないままの指示ですから社内は動きません。1の行動は原因を把握してからの選択肢です。このような行動では銀行さんに侮られます。2は細かい点にとらわれ全体を見ていません。経理が言うことを鵜吞みにしないで社長が自分の手で原因を確かめましょう。人任せにしないで分からないことは周りに聞く「熱心な姿勢」が必要です。
その姿勢が共感を呼びます。また「本当の原因を知る」第1歩です。
<想定される背景>
・大口得意先からの回収遅延が起こっている
・銀行返済の条件変更が始まった
・過去の設備投資の資金返済が始まった
経理の情報が社長に伝わっていないことが想定されます。資金も大事ですが要は内部情報が特定部門にとどまっていることです。組織の大小に関係なく日本の組織の昔からの欠点です。オープンにしないで隠すことで嵐が過ぎるのを待っています。ここが問題です。こうしてTopは社内で起こっていることに疎い裸の王様になりかねません。主治医である社長が内部情報に疎いのでは会社は手遅れで命取りになります。
経済天気予報 2023/7/31
ゼロゼロ融資の返済が6月(令和5年)から始まっています。これからは正味の資金力が徐々に表面化します。更に物価高で利上げの気配が濃くなります。債券市場での国債の弱含みが引金になるかもしれません。
返済増加、金利高を視野に入れることが必要でしょう。
バラマキ政策のツケがこれから出てきます。
Q. 資金の状態を知るには何をチェックすれば良いのですか?
A. 売掛金(未収入金)、買掛金、在庫の残高の数字から回転日数が分かります。
まずこの日数を知ることです。回収までの日数より支払の日数が短ければ常に資金不足になります。