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木村栄昌

矛盾と勢い:孫子で打つ手が見えてくる—2500年の智恵を生かす不敗の道—

これまでに掲載した「矛盾と勢い:孫子で打つ手が見えてくる —2500年の智恵を生かす不敗の道—」の記事一覧です。
上のものほど新しい記事となっています。

孫子を生かして成功した歴史上の人物にはどのような人がいますか?

いま思いつくのは下の3人です。

徳川家康、武田信玄、楠木正成

徳川家康:努力家で読書家であったと言われています。蔵書は1万冊ありました。                駿河文庫として残っています。少年の頃、今川家に人質になっていまし                た。子の頃、今川家の軍師であり武将でもあり禅の大家 太源雪斎に孫                子を教わりました。勢篇第5や虚実篇第6を用いた作戦があります。

武田信玄:風林火山の旗印で有名です。この言葉は軍争篇第7にあります。疾きこ                と風の如し、しずかなること林の如し、侵略すること火の如し、動かざ               ること山 の如しです。続いて同篇では知り難きこと陰の如く、動くこと              雷震の如しが続きます。四如でなく六如です。旗印として作戦に用いま                したが病 気で野望を達成することなく上洛の途中、信州駒ん場でなくな              りました・

楠木正成:幼少時に河内長野の大江時親(12代 大江広元の3代のち)に孫子を                   習うため通ったと伝えられています。詐術を基本にする                                  孫子と国柄が異なる日本向けに孫子の補助教科書として闘戦経として編               纂されたものを教わりました。


 次回からは歴史はココでひとまず置き、孫子の具体的な内容に入ります。先ほどの闘戦経にも触れます。

いまなぜ孫子なのですか、2500年も前の書籍がなぜ役に立つのでしょうか?

良い質問です。

2500年も昔のものですから賞味期限切れではないか、とのお考えは尤もです。

 しかし見方を変えれば2500年も読み継がれてきたということはそれだけ役に立つ内容と考えられます。

 米国の大学教科書売場に行きますと「The Art of War」との名前で原典を英語で書いた書籍が山積です。解説書も結構あります。米国の退役軍人でビジネスマンになった人が書かれた本など有名です。

 外交や経済で米国や中国とのやり取りで新聞などで指摘されるのは日本の「戦略性のなさ」です。表面だけしか見ていないのではないかと思うことは多々あります。

 経営の面でもM&Aなどが多くなる今どき、戦略の欠如は命取りになりかねません。

今後は要点を解説してゆきます。